末梢神経の麻痺や進行状況に応じて経過を観察していきます。末梢神経の麻痺を緩和したり抑制していくためにも、ギランバレー症候群の治療は、末梢神経自体を回復させることではありません。麻痺した末梢神経には、リハビリが必要とされています。さまざまな以下の治療法には副作用が生じるために、麻痺の進行がおさまれば治療に対する回数も検討していきます。
・血漿交換療法(プラズマ・エクスチェンジ)
人口透析などと同じように、太い血管から血液を取り出します。抗体を持つ血漿を除去していくことで、輸血血漿し、再び血管へと戻していきます。血漿交換は、大掛かりな作業のために、特別な機械によって行なわれます。よって、設備が完備されている病院でしか治療できません。一回に40ml/kgを3時間かけて行なっていきます。
軽症患者・・・5m歩く患者には2回
中症患者・・・5m以上歩けない患者には4回
重症患者・・・4回~6回
※高齢者や小児、軽体重、自立神経障害者、循環不全、腎障害患者には認められていません。
血漿交換療法は、血液のほとんどを入れ替えるためのものです。副作用として、拒絶反応や体内興奮、体力消耗など感染症を引き起こす恐れもあります。この治療法は、発症後に行なうことで効果が認められ、発症後2週間もたてば効果は認められません。
・ガンマ・グロブリン(免疫グロブリン大量療法、IVIG療法)
ガンマ・グロブリンは、血液製剤の一種であり、大量に静脈注入することで免疫異常を改善していきます。他の人の血液抗体をとったもので、メカニズムは解明されていませんが、患者自体の免疫システムを刺激し、抑制、調整によって症状の進行を抑えていきます。400mg/kg/日を4~6時間点滴していきます。5日連続行い、症状の進行を見ながら1週間後にまた点滴をしていきます。この治療法は、2000年に厚生省によって許可され、どの病院でも治療ができました。副作用はあまりありませんが、頭痛や筋痛。肝機能障害を招く恐れがあります。
・副腎皮質ステロイド
副腎皮質ステロイドは、非常に有効的な抗炎症薬です。最近の臨床試験では、治療法に効果が認められることはなく、疾患悪化の恐れがあるとしてあまり使用されなくなりました。
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